GDC 2019でお手伝いした記事一覧と寸評

今年ファミ通さんでお手伝いした記事一覧と寸評です。ご査収ください。

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AAA 

掛け金:1年以上の基礎システムづくり

報酬:ン十時間分のカットシーンを8割自動生成=何人月なんだ…

あとローカライズ関連だと、アニメーションリップシンクを音声から自動的にアニメーション生成する超技術で解決していたの、それ単体でセッションになるのでは…と思った。

 

 

200人のスタジオでここまでやるんか…と思った。

というか「汗かいてこそ仕事」がもう終わりを迎えていることを思い知った。Houdiniすごい。あと結局は柔軟なワークフローとパイプラインを引かんとあかんよ、という結論だったのが超リアルだなと思った。

 

 

Esports

 

ファミコンソフトだし対戦ゲームでもないのにEsportsとして盛り上がるってすごい、という一般的な感想以外に、「殺し合わないゲーム」のコミュニティがくっそ暖かくて全然Toxicじゃないということが凄まじい衝撃。暖かすぎるやろ…。

決してやったったぜ!というノリだけのセッションではなく、イベント運営に関する泥臭い知識も豊富に込められており、講演者の「情報はシェアしてなんぼ」精神が溢れていた。同じ盛り上がりを作る再現性はないかもしれないが、そこには確かな知見がある。

 

VR

オブラートには包んでくれているけれど、「みんな今は我慢のときなので地道に失敗してノウハウを貯め、超革新的なアイデアがあったら実現可能な範囲でゲームにして盛り上げていこうぜ」という内容だった。データについては当人もおっしゃられていたが参考くらいにしたほうがいいかと。

 

 

サブスクリプションサービスというのは確かにとても理にかなっていると思う。Stadiaもそうだけど「●●のNetflixになる」というフレーズが出ていた。結局それは「月あたりでお金を払っても元が取れるだけ利用する、気が向いた時に気が向いたコンテンツを楽しめる(それだけのラインナップがある)」という体制をつくりたいという意味であり、これは商売としての筋は良いのではないだろうか。技術が「一般消費者が手を出すレベル」まで追いついた時に一番健やかに息をしている奴が覇者になるということだろう。

 

インディー

 

もちろんAAAには適用できない話であるものの、Braid作者であるジョナサン・ブロウ氏の定義「個人的でないならインディーではない」に照らせば至極まっとうな意見である。タイトルにだまされないで!「名前が載るかどうかは象徴でしかない」と結論づけてるからね。これ、Advocativeというか、問題提起だから。

 

 

見てるだけで泣きそうになった。最初から音楽を体験の核に据えているからこそできるよね。あと、映画的手法の応用というのは説明としてとてもわかり易いと思った。

 

 

その他

もう10年近く言われてるような気がするけど、今ほど大事で、今ほど作りやすい時代もないので、とりあえずやったほうがいいと思うし、とりあえずやるにしてもしっかり意図を込めて作ったほうがいいと思った。これは個人や企業のWebサイトとかでも同様だよなあ。

 

 

 

でもお高いんでしょう?と思ってしまったが、ランドマーク情報やアイテムスポーンエリア、プレイアブル空間のデータがNianticの専売特許ではないんだよというのは位置ゲーARゲー市場にとっては良いことかと。

 

 

現地で普通にポケ活してたら突然わきまくったので何事かと思って調べて速報的に上げてもらった。リアル知り合いの人は言ってくれたらトレードします。